デルDellのエンタメ事業展開はこれ待ちだったのか? クラウド・コンピューティング

IPNEXTニュースより

デル、「クラウド・コンピューティング」の商標出願に許可通知
[2008/08/05]
 IT業界で最近頻繁に耳にする「クラウド・コンピューティング」(cloud computing)という用語について、デルが2007年3月23日に商標出願を申請していたが、先月8日に許可通知が発行されたことが分かった。今後一層の拡大が予想される「クラウド・コンピューティング」分野に対する同社の意気込みが示されている。
 「クラウド・コンピューティング」の定義についてはさまざまな意見があるが、コンピュータのユーザーが、インターネット(cloud=雲)を介してアプリケーションなどのサービスを受ける概念を指す、などと説明される。
 デルは出願書類で、この商標の使用を意図する「指定商品および指定役務」として、「データセンター、大規模コンピューティング環境で使用するコンピュータハードウェア、ネットワークの設計・開発・カスタマイズ。またコンピュータのハードウェアやソフトウェアの設計、選定、実施、カスタマイズ、および使用に関するコンサルティング・サービス」と記載している。

いわゆる知的財産権。
これをベースにエンターティメントを含めた総合的な、まさにクラウドコンピューティングという新たな分野を構築していく目論見なんじゃないでしょうか。
もし、これが確立できたら、エライ事になりますよ!
過去に携帯音楽プレーヤー「DJ Ditty」でエンターティメント事業に失敗の経験のあるデルDellですが、この商標を旗頭として掲げ、大々的にハードからソフトまで、これまで各業界から招聘してきた専門家たちの力を結集させれば・・・リンゴさんの独占的カテゴリ分野をも凌駕する可能性を秘めています。
これまで散々取りざたされてきました、新しい音楽デバイス、そして出遅れとも思える、超小型ノートPCのリリース。どれもこれもこの戦略を待ってのことだったのではないでしょうか。
おもしろくなりそうです。この晩夏以降、ますます動向から眼が離せません。
特にデルDellファンの方、オーナーの方、ジリジリしながら待ちましょうよ。
やってくれますよ、きっと。
デル株式会社

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